
生活の基本となるダイニングルームを整えよう
はじめに
食べることは人を育てること。食生活を見直す食育が注目され始めてから、大人も食事を意識を改革するきっかけになっています。だからこそ、整えたいのがダイニングルームの環境です。LDKタイプなどオープンな空間では、意識の切り替えが難しそうですが、工夫次第で家族の健康を守ったり、コミュニケーションを図る日常生活の中心として快適なスペースに仕上げることが可能です。
快適なダイニングルーム5つの実例
必要スペースのおさらい
ダイニングテーブルの配置では、人が座る背後のスペースに気をつけましょう。人が後ろを通る為にはテーブルの端から約80cm以上の距離を取る必要があります。生活感を極力出さないダイニング
ごちゃごちゃとしたものが溢れてしまいがちなダイニング。十分な収納スペースがあれば、整理してしまうことができるのですが、そんなことは稀ですよね。ゴチャっとしがちなダイニングで生活感を消すにはホワイトがおすすめです。キッチンやダイニングテーブルは白でまとめ、カウンターを黒にするなどして、締めるところを作ります。テーブルや椅子など、要所要所に曲線を利用すれば、生活感を全く感じさせないオープンな空間に。食器類も白を選べば、料理が映える気持ちの良い食卓になります。
すっきり見せるダイニング
シンプルですっきりした部屋づくりの基本は、家具や小物を左右対称に配置することにあります。直線的な家具を組み合わせて安定感を出しつつ、どこか一カ所に曲線的なもの加えると落ち着きを生み出します。また、モノトーンのなかにガラスなどのクリアな素材を使えば、都会的な洗練された雰囲気を出すことができます。どちらも単純でわかりやすいインテリアコーディネートです。
来客が多い家のダイニングテーブルの選び方
来客時にフレキシブルにダイニングを活用するには、円形のダイニングテーブルがおすすめです。テーブルの角がない分、来客人数が増えるとっさの時の対応もOK。できるだけ部屋の中央にテーブルをレイアウトして、それぞれの人の動きを妨げないように気配りしましょう。オーバル型や、伸長式のエクステンションテーブルがあると来客がいない時には小さくしておけるので便利です。
狭いスペースを有効に使うための3つのレイアウト
長方形タイプを選んで壁や窓と平行に
ダイニングスペースが狭くて使いにくい時は、まず大型の家具同士を平行にレイアウトします。テーブルとキャビネットは、一方の壁や窓に対して長い面を平行に置くと限られたスペースでも無理なく有効に使うことができます。
キッチンに平行に置いて省スペースを実現
動きに無駄が出なくて一番使いやすいのは、キッチンに平行にダイニングテーブルを置くことです。片側を壁につけてカウンター風にするのもおすすめです。来客がある時はテーブルを壁から離せば席を増やせるので、臨機応変にレイアウトを変えることができます。
コーナーにテーブルを置いて無駄なスペースをカット
デッドスペースを作りたくないという人は、コーナーにテーブルを置くのがおすすめ。このセッティングの場合は丸型ではなく、正方形や長方形のテーブルの方が収まりが良いです。
広く見せるダイニングテーブルの選び方
ダイニングスペースは狭い、でも大きいサイズのダイニングテーブルにしたい!
そんな時にお部屋をゆったりと見せてくれるのがガラス素材のテーブルです。あまりクールな印象にしたくなければ、脚部が木製のものを選び、床面との調和を図るという方法もあります。キッチンとのバランスを考えてどこかにスチールを使うのも○。この場合、テーブル自体が存在を主張しない分、椅子のフォルムが目立つので椅子選びが重要になってきます。
また、ガラス×スチール素材のハードなイメージを持つ組み合わせのテーブルもおすすめ。ガラス×スチール素材のダイニングテーブルは直線的でスッキリしたフォルムなら軽やかさを表現でき、様々な空間にマッチしやすいのが特徴です。椅子や照明などのアイテムは曲線を生かしたものを合わせると柔らかな表情になります。白とグレー以外は使わないようにすると涼しげな感じに。コーディネートのバリエーションが広がる素材です。
快適なダイニングルームにする為の3か条
1.キッチンからのスムーズな動線が確保できる場所に置くのがベストです。後片付けが楽だと散らかりにくいです。2.一日の始まりと終わりのメリハリをつけるためにもたっぷり自然光が入るダイニングが理想的です。照明も工夫しましょう。
3.生活感を程よく隠して整理するテクニックを身に着けること。テーブルの色と食器の色も計算して揃えましょう。